ジュリア・ロバーツin大阪
名古屋から大阪へやってきた2匹の猫、日々の覚え書き。
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ジュリア・ロバーツの幸せは?
ジュリア・ロバーツにとって、先住ギャング共にとって、どうしてやるのが一番良いのか、考えてみる。

ジュリア・ロバーツを迎えた時から、いや、迎える決心をしたその時から、ずっと考えている事である。
未だ、正解にはたどり着けないでいる。というよりは、正解などは無いのだろうと思う。

ジュリア・ロバーツを迎え入れた当初は、彼らの状態が落ちついた時点で、里親募集をする事も視野に入れていた。彼らにとって、より良い環境が、今後の終の棲家となれば良いと考えたからである。
しかし、今では既に、その気持ちは無くなった。ジュリア・ロバーツは、我が家のギャング6号、7号として、生涯を共に過ごしてもらうつもりで居る。

その思いに至ったには、いくつかの理由があるが、落ち着き先を何度も変えてやりたくないという思いも強い。
信頼していたはずの、元の飼い主から遺棄され、恐怖と不安と闘いながら、公園で保護されていた数日。
暖かい保護主さんの下で、少しずつ落ち着きを見せていた頃。
それが長時間の移動の果てに、我が家に連れてこられた。
多数の先住に囲まれ、新たな住まいを、人を、猫を、受け入れて、慣れて行かねばならなかった1カ月余り。

もう充分ではないかと思う。もう、これ以上は彼らに不安な思いはさせたくない。
ウチを到達点としてやりたいと思っている。


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ジュリア、表情があどけなくなった気がする



さらに、もう一つ大きな理由がある。
私自身がジュリア・ロバーツを、どこにもやりたく無いのである。
完全なエゴである。

客観的に見て、我が家はけして最上級の環境とは言い難い。頭数が多い事で、1匹1匹への費やせる時間は限られてしまうし、経済的にもスペース的にも問題は多々孕んでいる。
そんな所に自分のエゴで、ジュリア・ロバーツを閉じこめてしまって良いものかと問われれば、正直なところ申し開きのしようも無い。

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ロバ君、かまえ、かまえと、結構うるさい



それでも思う。
私にはジュリア・ロバーツが必要なのだと。

そして、人間を含め、全ての獣と向かい合うときに、最も大切なことが「側に居たい」という強い思いであると個人的に考えている。
助けてやりたいとか。
可愛そうだから置いてやる。
などではなく、「一緒に居たい」という強い気持ち。
それが何よりも、大切なことだと思っている。
このことを教えてくれたのはハナゲだ。

2年前にウチの玄関先に迷い込んできたハナゲを、ウチに置いておけるはずが無いと最初は思いこんでいた。時間がかかっても、良縁を探してやるのが我々の努めだと考えていた。

ハナゲは躾の行き届いた犬ではなく、最初は散歩すらまともに行けなかった。いわゆる脚即行進、リーダーウォークが出来なかったのである。
せめて最低限の躾をと、試行錯誤しながら、日々トレーニングに励むうちに、ハナゲは無くてはならない存在になった。
そして、ハナゲは今、我が家で生まれ育ったような顔をして、日々暮らしている。
むろん、少なからずの不満もあるだろう。それでも、それなりに幸せそうに暮らしているように見える。本当のところは分からない。ハナゲに聞いてみるしかないだろう。
でも、少なくとも確かな事は、私自身がハナゲと暮らして幸せであるという事だ。
問題が起きれば、その都度その都度、知恵を絞って解決に努めていく。この2年間そうして来たし、今後もそうしていくつもりである。

ジュリアとロバーツ、そしてギャング共の、最高でなくとも、それなりの幸せを用意してやりたいと考えている。
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その後のジュリア・ロバーツ
ジュリア・ロバーツをケージに戻した直後、どういう弾みであったのかは良く見ていなかったのだが、ロバーツがジュリアに激しく抵抗した。耳をそらせてシャーッと威嚇しているのだ。
これにはかなり驚いた。

去勢手術前には、ジュリアはよくロバーツにマウントしていた。
おそらくは発情のイライラから来るものだろうが、どちらも未去勢にもかかわらず、一方的にジュリアがロバーツにマウントしていたのだった。
そして、ロバーツは一切の抵抗はしなかった。

それがどうした事なのだろうか、この期に及んでロバーツがジュリアに対してひどく威嚇している。
ここで噛み合いになると厄介だと心配したが、ジュリアが上段に上がることにより、取りあえずその場は治まった。
以来、2匹の様子を注意して見ているが、それ以降は平常に戻ったようで、掃除の時や食餌の時には2匹揃っているのでヤレヤレである。

それにしてもと、改めてジュリアとロバーツの関係を考えてみる。
ケージから出していた1週間ばかりの間、2匹で仲良く過ごしている光景はあまりお目にかからなかったような気がする。
仔猫とは違い、大人猫の場合は、べったり一緒に過ごしたり、しょっちゅうジャレ合う事も少ないのだろう。
それでも、大勢の先住に囲まれて、緊張も不安もあったろうに、もっとも慣れ親しんでいるであろう兄弟と身を寄せ合う方が自然な気もするのだが…。

去勢手術を受けずに長く過ごした者同士、兄弟の関係よりも雄同士の力関係の方が勝ったのだろうか。
ノンスケとデヴィ子が、発情を迎えた時のことを思い出してみる。
互いにマウントし合っていた頃の事だ。それまで恐ろしく仲の良いノン・デヴィの間に、微妙に冷たい空気が流れるようになったのである。
ケンカする訳でもなく、それまでと同様にジャレ合ったりもしれいるのだが、すぐに離れてしまったり、冬の寒い頃にも係わらず、くっついて眠らなかったりと、何かひと味違う空気を感じたものだ。
当時は、これが仔猫から成猫になるという事なのかと、幾ばくかの淋しさと共に様子を見ていたものだが、手術して以来、途端に以前のベタベタとも思える仲の良さに戻ったのだ。


さらに、ジュリア・ロバーツは遊び方を知らない。
ケージから出ていた頃、先住ギャング共が追い掛け合いで走り回る姿を、不思議そうに見ていた彼ら。
棚の上に飛び乗ったり、イスからイスへと飛び移ったりと、先住ギャングのする事のひとつひとつを興味深げに眺めていたのが印象的である。
やはり、ジュリア・ロバーツは、これまでの大半をケージで暮らしていたのかも知れない。不憫な事である。

今は、ジュリアのマウントも、夜泣きも無くなった。
2匹はケージで落ちついた様子で過ごしている。退屈した時にジュリアが呼ぶ、ケージの前を通りかかった時にはロバーツが呼ぶ。
その都度に、それぞれの名前を呼びつつケージ越しに撫でてやる。取りあえず今のところは、それで満足しているように見える2匹である。
やはり、もう少し時間が必要なのかも知れないと改めて思う。

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ロバ君ちょっと寂しいから構ってな

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次は、ジュリアな~


月曜日にウメッチの手術を予定している。
それが済んで、ウメッチが落ちついて、そこから新たにスタートさせよう。

少しずつ、みんなで考えながら、新しい関係を築いて行けば良い。
ジュリア・ロバーツ振り出しに戻る
ノンスケが間に入ってくれて、一旦は治まったウメッチとジュリアの闘いであったが、その明け方近くに、再び勃発した。

例によって唸り合い、威嚇し合う。さすがに今回はジュリアも退かない。
様子に気付いたノンスケが、駆けつけてくるが、すぐに同じように唸り出す。動向を窺っている段階ではないということか。
イザというときの為に、ハーフケットを用意して待機する。
ケンカが始まった時に、どちらかを拘束する為の準備である。


2匹が一段高い唸り声を発して、互いに飛びかかった。
同時にノンスケも2匹に飛びかかる。

3匹とも大切な我が家の御曹司、1匹たりともケガをさせてなるものかと、軍事介入に入った。

そして、介入者が負傷する(恥)

一瞬の判断であったが、ここは最も興奮しているであろうウメッチをハーフケットで覆った。その瞬間にジュリアの牙が腕に当たる。それでジュリアがやや怯んで退いたので、そのままジュリアを宥め、ゆっくりとウメッチをハーフケットごと抱きかかえて、ケージに入れてロックする。

ウメッチには可愛そうだが、しばらくケージで隔離することにした。ケージに閉じこめられるのは始めてのウメッチ、当然ながら大暴れだが、カバーをすっぽりと被せてやると、しばらくして落ちついた。


予想はしていたとは言え、やはり畏れていた事が現実に起こると辛いものがある。育った環境も性格も異なる大人猫同士の場合は、折り合いをつけるのに時間も知恵も必要なようである。
今回の問題点は、ひとつにウメッチの未去勢があるだろう。
性格やそれぞれの相性もあるには違いないが、未去勢で縄張り意識の強いうちは、治まるものも治まらないのだと実感した。

ウメッチも来月下旬には1歳を迎える。去勢手術を受けるには充分な時期である。
当初の予定では、先月、5月あたりを考えていたのだが、5月に入って早々にジュリア・ロバーツを迎える事になった。
諸検査やワクチンの事もあり、まずはジュリア・ロバーツの手術を優先して今に至ってしまったのである。

ジュリア・ロバーツの去勢が済んだとは言え、そうすぐには気質に変化が起こるわけでもないだろうし、日に日に本能が強くなってきたウメッチに追い込まれるうちに、ジュリアの本能スイッチが入ってしまっても不思議はない。
今さらながら、ジュリア・ロバーツをいきなり開放したのは、軽率であったかと反省する。

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チビッコとは仲良く出来るのになぁ…ジュリア


ウメッチの手術を早急に行うとして、いつまでもウメッチをケージに閉じこめて置くわけにはいかない。今度はウメッチに精神的ダメージを与え、ストレスをかけてしまうことになる。
ジュリア・ロバーツとウメッチを交代させるのが筋だろうが、どのタイミングで交代させるかが判断の難しいところである

と思案していたら、さらにその明け方にチャンスが訪れた。

ちょうど2階の仕事場に居たのだが、階下でギャーという悲鳴とドタバタと物音がした。
また始まったかと、慌ててギャング部屋に駆けつけると、ジュリアが声を上げながら徘徊している。
ノンスケは食器棚の上に退避しており、他のギャング共は離れたところで警戒態勢をとっている。
毛束があちこちに散らばっている。
いったい誰と誰が争ったのか…。

ジュリアが少し興奮気味で、誰彼無しにケンカをふっかけそうな勢いであった。これはちょうどタイミングかと、ウメッチをケージから出して、一旦第一アジト(押入)に閉じこめておいて、その間にジュリアとロバーツをケージに戻した。

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ジュリア・ロバーツ1週間の自由

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ロバ君、ギャングダイニングでのご飯は美味かった…


約1週間で、振り出しに戻った訳である。

ジュリア・ロバーツには気の毒だが、ここはひとつ仕切り直して再スタートする事にする。


ジュリア、偉大なるリーダーに守られる
ジュリアの血尿も治まり、先住ギャング共も少しはジュリア・ロバーツの存在にも慣れて来たように思われる。
それでも、ちょっとした弾みで険悪な空気になることがある。

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ジュリア、しんどいの治ったよ


その弾みを作るのは、たいていの場合がオデブである。
怖いのだろう、ジュリア・ロバーツの一挙一動に過敏に反応し、近づくとボカッとパンチをお見舞いして、シャーッと威嚇する。
それを聞きつけるとウメッチがすかさず飛んできて、ジュリア・ロバーツに唸る。

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原因はコイツだ!!オデブ


要領が良いのか、そんな時ロバーツはさっさと逃げて、ケージか第一アジトに隠れる。
ジュリアはというと、「イヤーン、イヤーン」と鳴きながら耐えている。反撃することもない。

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ロバ君、意外にタフで要領も良い?

長引きそうな時は、ウメッチに声を掛けて、気を逸らさせたりするのだが、今回は今までに増して執拗だった。
ウメッチにジワジワと間合いを詰められたジュリアは、ゆっくりと寝転んでお腹を見せる。
ウメッチもデカイが、ジュリアはさらにデカイ。おそらく本気で反撃すれば、ジュリアが勝つに違いないと思う。
それでも、ジュリアは手を出すことなく耐えている。

ウメッチはウメッチで、ジュリアのことを畏れながらも、必死で自分と自分の仲間を守ろうとしているように見える。それでも、いつも飛びかかる訳でもなく、それ以上の事には発展しない。

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ウメッチも頑張ってはいるんだけど…
頑張るところがちょっとズレてるよ



しかし、今回はちょっと様子が違った。
ウメッチの追い込み方も厳しいし、時間も長い。
こちらの呼びかけも耳に入らないようである。

お腹を見せていたジュリアが体勢を変える。
ウメッチに負けず劣らず唸りながら、低い位置で構える。
いよいよ我慢ならずに、戦闘態勢に入ったか。
思わず緊張すると、ウメッチ、ジュリアに加えて、側でじっと動向を窺っていたノンスケが唸り出す。
我が家のリーダー、愛すべき平和主義者ノンスケ、この場をどう納めるつもりか。

そうするうちに、いよいよウメッチ、ジュリアの唸り声は高くなり、ついにジュリアが一歩踏み出した。
同時にウメッチも飛びかかる。
その瞬間、ノンスケが2匹の間に割って入り、ウメッチに飛びかかった。
驚いたウメッチが2-3歩退いて、その間にジュリアは離れた所に退避する。そのままノンスケは、低く唸りながらウメッチをにらみつける。日頃のノンスケからは想像できない程の迫力だ。

行く手を阻まれた格好のウメッチは、しばらく唸っていたが、ノンスケの迫力に圧倒されたか、それ以上の手出しも出来ずに固まっている。
数分その体勢を続け、ウメッチの様子が落ちついたのを見届けるように、ゆっくりとノンスケは元居た場所に戻っていく。

ウメッチを呼んで、頭を撫でて落ちつかせる。


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偉大なるリーダー、ノンスケ



ノンスケは不思議な子で、普段は甘ったれの我が儘坊主である。
それが、いざと言うときには、誰よりも頼りになるのだ。
オデブが来た当初も、調子に乗りすぎたウメッチを叱りつけていたこともあり、それ以来ギャング共のリーダーとなった。
今回、ジュリア・ロバーツを迎えてからも、最初のウチこそ軽く威嚇(可愛い声で、まったく迫力無し)したものの、すぐに平静に戻り、すれ違いざまには鼻チュウする余裕さえ見せてくれる。
そしてジュリアが血尿を出してからは、ノンスケにジュリアの事を庇ってくれるよう頼んでいたのだ。

ウチの男の子の中では、一番身体も小さく、童顔なので未だに子供っぽく、唸り声さえ可愛いノンスケなのだが…。

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でもノンスケくんは、ミニサイズでしかも童顔

やはり今回も偉大なる我が家のリーダーであった。




ジュリア、ガラスのハート
ジュリアが血尿を出した。
1週間前の事である。

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その前から頻繁にトイレに入るのが気になっていたのだが、あちこちのトイレを片っ端から使うので、縄張り意識からのマーキングかとも考えていた。
しかし一旦トイレに入ると、長いことしゃがんでいる。イヤな予感を抱きつつ様子を見ていると、とうとう血尿である。

病院での検尿の結果。
タンパク、血糖値の上昇、白血球の増加、そしてわずかながら尿中の血しょう。
診断結果は膀胱炎である。

わずかとはいえ血しょうが出ているので、それが血尿の原因とも言えるらしいが、短期間の間に急激に血糖値が上昇するのは、ストレスから来ているとのことである。

ウメッチやデブにさんざん虐められたジュリア。
やはり相当なストレスを抱え込んだのか…。
それでなくとも、名古屋からの長旅に激しく変わった環境。たくさんの先住猫が居る家で、ケージ暮らしを余儀なくされたこの1カ月間。
つい先日の検査から手術と、猫にとっては大変なストレスになるだろう。
いや、私だって突然に、知らない家に連れてこられて、大勢の知らない人間の中に放り込まれたら、精神的にかなりのダメージを受けるだろうと思う。

ゴメンよ、ジュリア。
辛い思いをさせて。

こういう時には、ついつい弱気になって、ジュリア・ロバーツを連れてきたのは、果たして正しいことだったのかと迷ってみたりする。
しかし、こんな風に迷うことはジュリア・ロバーツにとっても、先住ギャング共にとっても失礼なことなのだと思いなおす。
多少の摩擦は覚悟の上でした事だ。
そして、ジュリア・ロバーツもギャング共も、小さな心で懸命に落ちつきどころを探しているのだ。

今は見守るしかないのだろうと思う。

幸いにして、ジュリアは薬もちゃんと飲めるので、一昨日あたりから血尿は治まってきた。まだ頻尿ではあるが、その間隔はかなり縮まっている。
ジュリアの体調不良が分かるのか、ウメッチもジュリアを追い回すことは無くなった。ウメッチはウメッチで心の容量を拡げる努力をしているのかも知れない。

それにしても、ジュリア。外見からは想像もつかないくらいにデリケートな心を持っているようである。どちらかと言えば、ロバーツの方が参るかと思っていたのだが…。ヤツは見かけによらずタフであった。
ジュリア・ロバーツ、試練の時
昨日、ロバーツが病院へ行ってる間。

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寝そべってるのはノンスケ?

いや、よく見たら

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ジュリアでした

気の早い獣1号(娘)が、早々とジュリアを開放。


そして、ロバーツも無事に手術を終え、戻ってきた。

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例によってギャング代表ノンスケくんがお見舞い

今回、チビッコ代表はス

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おっちゃん、おチンチン痛いの?


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いや、まあ、多少は…

術後なので、ロバーツは一晩くらいはケージで休ませようと思っていたのだが、ジュリアが外に出てるのを見て、当然ロバーツは不満そうに喚く。ジュリアはジュリアで、ロバーツにつき合ってケージに戻る気もなさそうである。
ロバーツも思ったより元気そうなので、思い切って出してやった。

ギャング共の反応は。

皆それぞれに表情が固い。
ジュリア・ロバーツの一挙一動を窺っている。近づかれるとシャーッ!が出る。

最も激しい反応を示したのがウメッチ。
アゥオオーーンと臨戦態勢の雄叫びをあげる。
実はウメッチもまだ未去勢である。
直接の因果関係は立証されていないものの、早期の去勢手術は尿道系の病気の原因になりやすいとの節がある。
かかりつけの獣医師の薦めもあり、発情の兆しがなければ極力1歳に近づくまで様子を見ようと今に至っている。

今回、ジュリア・ロバーツの去勢手術を第一に考えたのも、未去勢同士のケンカに発展するのを避けたかった事が大きい。

ジュリア・ロバーツは始めて歩き回る部屋に興味津々である。あちこち匂いを嗅ぎ回り、覗き回る。
そして、次々とトイレを使っていく。縄張り意識から、存在アピールなのだろうか。
あちこちでシャーッされても、ジュリア・ロバーツは反応することなく避けて通っている。新入りの心得としては、まずまずか。

それがウメッチのカンに障ったのか、うなり声をあげてジュリア・ロバーツを追いかける。

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ウメッチ、ジュリアをケージに追いつめる


堪らなくなったのか、ロバーツは第一アジトに逃げ込んだ。

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ロバ君、落ち込む

ジュリア・ロバーツが気の毒になり、思わずウメッチを軽く諫める。
しかし、ウメッチにすれば、懸命に自分たちのテリトリーを守ろうとしているのだろう。ジュリア・ロバーツがケージに居る限りは良かったのだが、出てきたとなると俄然ほっておけないと思ったのか。

余計な手出しはせずに、様子を見守ることにした。

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唸りながらジュリアに近づくウメッチ

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頑張るウメッチ
しかし、甲高いうなり声は迫力に欠ける

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ウメッチの威嚇に、じっと耐えるジュリア
ジュリアも頑張っている

と思ったら

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このありさま

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ウメッチよ、何がしたいのか


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訳の分からないこの態度は、さすがと言うべきか
しょせんは茶トラであった

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その一部始終をリーダーのノンスケくんは傍観

執拗にウメッチに威嚇されても、ジュリアもロバーツもケージに戻ろうとはしない。懸命に自分の場所を探そうとしているように見える。

そして、見かけに寄らず、ジュリアは子ども好きだったようである。

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ラスをいじるジュリア

さて、ジュリア・ロバーツ担当のデヴィ子さんは?

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戻る気ないんやったら、デヴィ子がいただきっ!


ジュリア・ロバーツの試練は、もう少し続きそうである。


固まるロバ君
今日はロバーツの手術日。

ジュリアと同じく、検査結果は異常なしで無事に去勢手術も済んだ。
ウチに来た当初から、ジュリアと比べると大人しめで、攻撃してくるタイプではないので心配はしていなかったのだが、家を出る時から叫ぶこと、叫ぶこと。日頃お不抜けた鳴き声ではなく、野太い声で叫び続けていた。

病院では固まって動かない。
診察台に載せる時も、採血の時も、姿勢を変えさせるのに一苦労であった。

ともあれ、無事に手術を終え、ロバーツは戻ってきた。
いよいよケージ暮らしとはおさらばである。
ジュリア、意外に…
予定通りにジュリアは、去勢手術を受ける事が出来た。

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検温、レントゲン、血液検査、全て異常なし。念のためにチェックしてもらったエイズ&白血病もマイナス。
この1カ月の様子から、概ね健康状態は良好と判断はしていたものの、検査結果が全て良好と出た事には、心底ホッとした。

手術も無事に終わり、ジュリアはケージで休んでいる。
夕方に戻ってきたジュリアを見て、ロバーツも心なしか安心したように見える。
午前中に続いて、ロバーツは今夜も絶食につき合うことになる。

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ジュリア、お疲れさん

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病院って、疲れるわ~

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おーい、大丈夫かぁ。
ノンスケ君、ここはリーダーらしくギャング代表でお見舞いを

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このオッチャンどうしたん?
ベガ様はチビッコ代表で、素朴な質問を


さて、病院でのジュリアだが、暴れる事もなく極めてお利口さんだった。
大抵の猫は病院が嫌いであるし、採血の際には押さえるのに苦労する事が多い。怖がりの子ほど、威嚇も激しいのが常だ。
身体の大きなジュリアの事、本気で嫌がって暴れると、かなり大変な事になろうかと、獣医師にも事情を伝えて、万全の体勢で臨んだ。

検温も採血も、威嚇どころかウントもスンとも鳴かず、されるがままであった。
拍子抜けである。
夕方、迎えに行った際に聞けば、さすがに麻酔を打つ頃には、少し怒って鳴いたそうだが、それでも暴れる事もなく、非常にスムーズに事は進んだらしい。

家に連れて帰って、玄関の前に来たとたん、始めてギャォーーと鳴いた。
緊張が解けたか、ジュリア。
ここを家だと認識したのか、ジュリア。
これでジュリアは、晴れてギャング共の一味に加わることが叶う。後はロバーツ、金曜日にロバーツの手術が無事に終われば、確実に次のステージへと進むのだ。

ジュリアの推定年齢は、皮膚や毛並み、歯の状態から3歳程度ではないかという事に落ちついた。
そして、身体のデカサの割に、体重は5.5kgと思ったよりは軽かった。

何から、何まで意外なヤツである。

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今夜はゆっくりお休みください
ジュリア、イリュージョン!!
数日前の事である。
ジュリアがケージから出ていた。

切羽詰まった仕事に追われ、一晩中仕事場にこもっており、一段落ついたところで、慌てて階下のギャング部屋に入った。
入口の所でお腹をすかせたデヴィ子が迎える。チョロチョロとベガ・スも寄ってくる。デヴィ子に続いてノンスケも、と思ったら尻尾が長い。
よく見ればジュリアだったのだ。

あまりにも当然のような顔をしてそこに居るので、一瞬目を疑ったが、ケージにはロバーツしか居ないし、やっぱり正真正銘のジュリアである。

ケージの扉はロックしていたはずなので、一体どうやって出たものか腑に落ちないままに、とりあえずジュリアをケージに戻す。
私も少なからず動揺していたので、ロックがされていたか否か、確認すらせずにジュリアを戻した。

ノンスケは冷蔵庫の上で何やら喚いているし、Gとオデブは押入から、ウメッチは洗面所の方から走ってくる。
みんな少しは興奮しているようであるが、大騒ぎがあった形跡もなく、特に大きな問題は起こらなかったようだ。ラス・ベガ・スにも異常はない。何よりジュリアを含め、誰もケガをしたものも居ないようなので、とりあえずは良しとする。

夜中に一度、獣1号(娘)がラス・ベガ・スに離乳食を食べさせに行き、その時は何事も無かったようなので、ジュリアもそう長い時間出ていた訳でもなさそうだ。
おそらくは私か獣1号かが、最後に扉を閉めた際にロックが甘かったのが、何かの拍子で開いてしまったのだろうとその時は考えた。

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ジュリアだって出たいわさ。


そして、その日の夕方、再びケージから出ているジュリアを発見する。
今度は、先に扉を確認してみたが、上下ともどちらの扉もしっかりロックがかかっており、ロバーツがワーワー喚きながら、ケージ中をウロウロしている。

ジュリアのヤツ、一体どこから出たのか!

はっと思いついて、ケージの天井部分を確認すると、案の定、ロックがはずれ、フタの部分がずれている。
ジュリアはここから出たのだ。

脱出も2度目となったジュリアは、余裕が出たのか、部屋の中を徘徊している。先住ギャング共は、それぞれ遠巻きに見ているが、一番近くに居たノンスケとデヴィ子にジュリアが噛みついた。
噛むと言っても、軽く歯を当てるだけの威嚇である。ケージ越しでこそ見慣れた面子とは言え、単身で敵陣に乗り込んだ心持ちなのだろう。それでも本格的なケンカに発展してもまずいので、全員をそれ以上興奮させないように、慎重にジュリアをケージに戻す算段を考える。

名前を呼ぶと、ジュリアは嬉しそうに走ってくる。
せっかくなので、この際とばかりに撫で回す。
朝は、ケージのすぐ側に居たので、そのまま楽に戻せたのだが、今回はジュリアもすぐに戻りたくないようで、なかなかケージの方へは近づかない。
ケージの扉を全開にして、ロバーツが出てきたら、さらに厄介な事にもなる。仕方がないので、ジュリアの好物のマグロのレトルトでケージに誘導した。

部屋の探検をして、好物のマグロレトルトを喰って、ジュリアは満足げにケージで落ちついた。先住ギャング共も、ヤレヤレといった風に、それぞれお気に入りの場所で腰を下ろす。
ロバーツだけが、たいへんに不満そうである。その後もしきりにワンワン吠えていた。

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ロバーツ:ずるい!!ジュリアだけ!


ジュリアもロバーツも、そろそろケージ暮らしが退屈になってきたのだろう。ギャング共が遊んでるのを見ると、自分たちも出たいと思うのも当然の事だ。
いよいよ次のステージに進む時が来たようである。

明日、まずはジュリアの去勢手術を行う。
通常は、事前にレントゲンと血液検査を行い、結果を確認した上で手術を受けるのだが、獣医師とも相談し、ワクチン、検査、手術を一度に受けることにした。
これは、何度も病院へ連れていく事でかかるストレスを軽減する為である。

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ジュリア:痛いのかなぁ。ちょっとドキドキ。


去勢手術を受けて、全てが解決する訳でもないが、ジュリアのイライラは少しはマシになるはずだ。
そしてワクチンを接種する事で、先住ギャング共やラス・ベガ・スと接触することも可能になる。後は、少しずつ様子を見ながらケージから開放して行くつもりである。


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ロバーツ:ロバ君は金曜日だって。今からドキドキ。


まずは、手術の成功と良好な検査結果が出る事を祈る。
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